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金のハンドルとペンライト

楽しむことに釘づけ。オタク覚書きあれやそれ、趣味が多いからほんとうに困る。だがそれがいい。

20160226 ライチ☆光クラブ



  国家試験がやーーーっと終わったということで、ずっとやりたかった オタ活覚書き を早速はじめたいと思います。


  昨日の今日で、どうしても行きたかった映画 ライチ☆光クラブ 
  公開前から「ライチいきたい!ライチいきたい!」といいつつも勉強で結局いけず、、今日やっといけました。
  原作も舞台もセリフ覚えるくらいみたけどやっぱり泣いてしまった。。

  それから、なんたってライチの声が 杉田智和
すっごくライチかっこよかった‥‥;_;

以下、ライチ感想まとめ


  • オープニング
  部屋で何やら半田付けする少年。一目でゼラなのはわかった。その後ろには血を滴らせた内臓のような、人型。黒い星の話をゼラに伝え、これが占い師の代わりか、と序盤から原作と違うことになんとなく落胆。黒い星のことは誰が伝えようが構わないんだけど、しょっぱなから原作と違かったから原作ファンとしてはきになるところだった、ってだけ!

  • 女教師
  ゴウンゴウン、と唸るようなむせ返る廃退的都市蛍火町に轟くドイツ語。女教師の悲鳴。ガスガン。原作だとY字をしたパチンコだったけど、映画では釘が放出されるタイプのガスガンでした。人を狙うのにリアリティがあるし今後にも繋がるし、いい改変だなあと思いました。
  処刑方法を一人ずつ提案するかたちで名前紹介があって、そこでしっかり光クラブのメンバーみんなの顔みられてよかったな〜!松田雷蔵 so cute!マニキュアがね、素敵に赤くて、可愛かった。裁縫のシーンで指に針さしちゃって指舐めるところの、舐めてる以外の指の意識の仕方が完全に女子で最高。あとニコ。わたしニコはどうしても平沼さんのイメージが抜けなくて、キャスト発表のときに純矢くんがニコって細すぎぃ!って思ってたんですよ。アインツってもっと頼り甲斐があって、こう、がっしりしてるイメージで。平沼さん本当にぴったりだったから。。でも、純矢くんとてもよかった‥‥!忠誠心の塊でした。ジャイボとは違う執着を見事に演じていて、あと声がね、もっと高い声だと思ってたんだけど低かった、とてもニコでした。口がね、笑わないんですよ。への字というか、一文字というか、常にキュッと結んだ緊張感のある顔でした。それから間宮ジャイボ。キャハ がすごくオリジナルだったような気が。トーンを抑えた、リアルにキャハって言うならたぶんこのトーンだよなあって、舞台の見過ぎで高いイメージのあったジャイボが急にリアリティのある中学二年生のオトコノコになった気がしました。中学二年生のオトコノコといえば、ゼラの、カノンにべぇと舌をだすのがまんま中学二年生で、いつもクスリときてしまうシーン。古川ゼラは木村了くんのような絶対主君オーラはないような気がしたけど、冷静さと取り乱しのギャップがゼラの神経質さを表現していてなかなか。
  女教師の処刑ではお決まりといっても過言ではない内臓ボトボトがありました。それでやっと、わたしライチ見に来たんだ!って再確認しました(笑)なんてものみにきてんだ、と。しかもひとりで。そしてこれから処刑とラストシーンと、って何人しぬっけな?と脳内でカウント。どこ切ったらこんなに綺麗に内臓でるかな、とも考えたけどそれはフィクションだしなあ。

  • カノンとライチ
  中条あやみ可愛い!!!!! これに尽きる。本当に、本当に可愛かったです。伏せられたまつげ、目を開くとゆっくり折り重なる二重に見惚れた。涙もとても似合っていたし、とてもカノンでした。馬鹿ねぇライチ って笑うのがとても可愛かったし、それに対するライチもとてもよかった。とてもとても言い過ぎだけど、カノンよかったんだよ〜〜。ゼラを軽蔑する目も、ライチを心配する目も、恐怖も安堵も悲しみも幸せも、ライチ☆光クラブという作品でいちばん多種類の感情を表に出すのがカノン。美しいと思った 一緒にいたいと思った。ライチの言葉に狂いはなくて、そんな彼女のそばにいたからこそライチはきっと幸せだっただろうなあ。
  処刑前夜のシーンは何回みても泣いてしまう。カノンは人間だから美しい ライチは言った、そのとおりだと思う。カノンの感情のすべてが美しいと思ったなあ。一緒の夢をみるために一緒に寝るの、廃墟の恋人たち。わたしにはもうライチが人間にしか見えませんでした。
  あと、今回ライチの視点からのシーンも多くて、舞台では見せられない、漫画ではモノクロの世界が、映画だと本当にライチになったようでとてもよかった。ライチからみたカノンはとても綺麗だったし、温泉のマークを オンセンマーク と読み上げたのはすこしクスリときたなあ。夢もとても素敵だった、走馬灯のようで。

  • 杉田さんの演技
  最初は本当に機械的な発音しかしないライチ。終盤に向かってどんどんと流暢までとは言わずとも、話すのが上手くなっていました。演出なのはわかっていますが、だんだんと杉田さんだ という実感が湧いてきて、ライチがより 人間 に近づいてきているのだなあ、と。キャスティングだれがしたんだろうなあ、やっぱりロングインタビューほしいなあ。

  • ゼラとジャイボ
  古川くんと間宮の絡みは耽美だった、少年とは違う色気がしんどかったです。ゼラがライチを剥いて、ジャイボの頚動脈に、眼球に、頬に這わせ、それを舐めとるの、綺麗だった。そのライチをジャイボに食べさせて指で押し込むのがいちばんたまらなかったなあ。カノンに触ろうとして 駄目だよ ってジャイボが牽制、からのフェラはジャイボの嫉妬心が際立ってよかったなあ、僕だけみててって感じで。結局ジャイボの、ゼラへの愛がこの物語を終焉へと走らせるのだから、いかにジャイボがゼラに執着してるのか表現するのって重要だと思うんだよな。
  それから、今回は十ヶ条みたいなものがあって、その一つが 己をチェスの駒に見立てよ それに反して行動することはルールに反する。みたいな感じでした。ジャイボはゼラに「僕はどれ?」問いました。ゼラはジャイボのこと、チェスの駒にはないと言った。そして終盤、ジャイボは自ら 強いて言うならプレイヤーだ とのたまった。確かに駒を動かし、周りを翻弄していたのはジャイボであって。しっかりこの ゲーム をプレイしていたのはゼラじゃなくてジャイボだったなあ、といまさら。

  • 印象に残っているシーン
  ライチ起動前、ライチ酒のシーン。手袋を外して指を差し出し、誰かにメスでシュッと切ってもらい、ポタリとライチ酒にその血を落とす。一連の流れがはやかったけどすごく印象に残ってる。
  そんなライチの木が焼けたシーン。炎が古川ゼラの目に反射してメラメラと燃えて、黒目が透けて見えて、とても綺麗だった。
  目といえばニコの目を差し出すシーン、ただのスプーンと思いきや先割れスプーン!痛い!痛いだろうに!視神経までえぐれてましたが そこからは取れんだろ〜〜 とちょっと思ってしまった(笑)まあ、内臓と一緒でパフォーマンスとして消化。ただそのシーンの池田ニコとてもよかった‥‥。一発撮りの緊張感も相まって見てる方も息を飲みました。これがニコの忠誠心。ジャイボとは相対するこの感情が具現化されたこのシーンは、役者冥利につきるだろうなあ。
   真実を見る右目 としてライチに自分の目を与えて、それを みたくないものを半分しか見たくなかった、と言っていたニコは、ジャイボのフェラをみてしまったし、ライチに その目で何がみえる? 的なことを言っていたのは印象深かったです。言いたいことがまとまらないなあ、わかってくれ。みたくないものを半分しかみないためにライチに与えた真実を見つめる右目は、何を見ているのだろうか、このシーンはとても切ない。

  • 省かれたシーン
  鉄のペニスとか、たまこの陵辱とか、ちょっと実写では可哀想でみたくなかったので全く構わなかったのだけど、序盤でも言ったけどやーーっぱりへんな内臓のヒトガタよりはマルキドマルオ、占い師がよかったなあ。チェスの駒が折られるくだりもなかったし、その所為でカネダは人質( と少しの裏切り )として真っ二つ。見せ場?と言えばいいすぎだけど
、急にキャラクターが薄れてしまったような気も。まあ、もともと薄いごにょごにょ。それから、またあとで書くけど便器。しっかり、ライチに 美しい を学ばせるシーンで便器がでてきたからなんにも心配してなかったけどまさか、まさかねえ。

  • 処刑
  カネダとダフ。ダフはカノンに触って自慰行為に及んだため処刑。なかなか狂気染みてました‥‥脳内で再生されるくらいには。そしてたまこの代わりに人質に取られたカネダ。タミヤが2択を迫られてるうちにカネダはライチによって2つにおられてしまいました。処刑法は原作と同じ。冒頭書いた通りパチンコは強いガスガンなので、ダフも植物人間とはいかず‥‥ここは本当にむごいね。カネダはタミヤとダフが監禁してた人たちを逃がそうとしていたことをゼラに話してしまって、ダフはゼラの言いつけを破ってしまって。「裏切り者(カネダ)は処刑された」ゼラの言った言葉は重かったなあ。
  今回は元のひかりクラブの3人の友情が濃く描かれるシーンが追加されていたので余計くるものがありました。3人のシーン、アドリブっぽくて自然にたのしそうで、グランギニョルなこと 忘れそうでした。

  • ニコ
  「右目だけでは足りないのか」この忠誠心を結果で示そうと、ゼラへの謀反を起こしそうなタミヤをマークするニコ。蛍光中から出る際、ジャイボにそれを見られて「いつも笑ってるからニコなんじゃないの〜?ニコニコニコ〜?」みたいなこと言われてたのもなんだか印象的だったなあ。
  燃えるライチの木、ゼラへの忠誠。燃え盛る木を前に学ランに水たまりの水を吸わせて飛ばす。けど、結局焦げたライチの実一粒しか守れなかった。喉が焼けて、体もうまく動かない中でライチ一粒をゼラに渡そうとするも、それは届かないんだよなあ。ここのシーンの池田ニコ、ライチを守った自分を誇らしく思って ゼラ、やりました って顔から一変 絶望に堕ちるところがね、しんどい。ここでニコはフェードアウト。最後やり返せないの、本当に悔しいなあ。

  • 終焉へ
  薔薇の処刑。ライチに制御用のヘルメットを被せるデンタクの「ごめんライチ」は何度見ても、こう、ぐっときますね。カノンはライチによって薔薇の浮かべられた水槽?浴槽?に沈められて、わたしはいっしょに息を止めて、そういえばカノンの水泳のくだりなかったかも、と今更思い出す。
  カノンを自らの手で殺めた( と勘違いした )ライチは、暴走、キリングマシンと化す。まずはヤコブだったかな。光クラブの壁に書かれた 光 の文字に どうしてこうなった? って体制でいつも叩きつけられてます。光の字に見えなくもないんだよなあ(?) 松田雷蔵は怯えるのすら女子だった、可愛かった!顔だけは顔だけは、って言ってるのに顔狙うのは残酷すぎない?ライチ。デンタクはデンタクで光クラブでやりたいことやって、その思考する作品に殺されたんだからきっと本望。真の裏切り者、というよりは光クラブですきなようにやっていただけで裏切るつもりなんかほとほとないんだろうな、これが技術者の一点陶酔。デンタクだけは報われた気もするなあ。
  怯えるゼラ、追い詰めるタミヤ。ここのシーン本当にすき!ガスガンをゼラにわたし、ころせ と言う。俺はここだ と。銃口を額に当てさせて、凄むシーンは息を飲むよ。タミヤの話はあまりしてこなかったけど、正義感が透けてみえる、何かまちがってねぇか? という己の思考に忠実な青年。自分が殺してしまったダフをしっかり供養しようと運ぶシーンはつらかったです。そんなタミヤが、真実をゼラにつきつけ、黒幕は誰か、誰の仕業なのか、問う、問う、思考しろ、と。そして、血飛沫。ゼラの血に染まった眼鏡越しのジャイボのカットは圧巻だった。映画ってすごい。いろんな見せ方があるんだもんなあ。


▽ 覚書きのお供 ナタリー

▽ 舞台挨拶 間宮&池田